要点まとめ
- ものごとが上手くいかないとき、まず観察するのが鉄則です。
- 観察を通して、成功要因/失敗要因を見つけましょう。
- 成功要因を集め、失敗要因を排除することで、あらゆるものごとの成功確率を高められます。
つまづいた時の鉄則:「まず観察する」
何かに取り組んでいるとき、すべて順調で一度もつまづくことなく完璧にうまくいくことはほとんどありません。
たいてい、どこかで何か上手くいかない部分があり、試行錯誤して正解にたどり着くことが多いと思います。実はこの、何かにつまづいた時、「まず試行錯誤する」という行動は無駄が多いためオススメできません。
ではどうすればいいのかというと、「まず観察する」ことです。
「まず観察する」ことこそ、科学的な態度であり、効率的に問題を解決する方法です。
これは、あらゆる問題に対して有効な考え方です。
たとえば、
- 組立て家具の部品がハマらない
- 家電の電源がつかない
- パズルが解けない
- テストでいつも失敗する
- スポーツの記録が伸びない
- 仕事の成果が出ない
など、身の回りのちょっとしたつまづきから大きな問題まで、あらゆる問題に対して「まず観察する」ことが重要です。
成功要因と失敗要因を見出す
パズルをイメージしてみてください。
バラバラになったパズルを組み立てるとき、手当たり次第にピースを組み合わせようとしてもうまくいきません。
まず、直線部分を持つピースを探して角や辺を埋め、そのあと、パズルの絵やピースの形がつながるように組み合わせていきます。
パズルでいえば、直線を持つことや、絵や形がつながることが成功要因です。逆に、絵や形がつながらないのは失敗要因です。
各ピースの絵や形をよく観察することで、成功要因/失敗要因を見出すことができ、結果としてパズル全体を組み立てることができます。
パズルの場合、多くの人がピースの形を観察して組み立てることができるのですが、日常生活の中で起こる一般的な問題になると、「観察」がおざなりになってしまうことが多いものです。
実は、パズル以外の日常のあらゆる問題に対しても、「まず観察する」ことで、効率的に解決することができます。
成功要因を集め、失敗要因を排除することで、あらゆるものごとの成功確率を高められます。成功を引き寄せるための根幹が、「まず観察する」という姿勢なのです。
まとめ
身の回りには、小さなつまづきから大きな問題まで、様々な問題が潜んでいます。
こうした問題に遭遇したとき、まず観察することを習慣にしてください。
観察せずに試行錯誤することは、時間の浪費です。
観察することで、成功要因・失敗要因を見つけ出せると、成功する確率がグングン高まります。