個人情報が漏洩することは非常に恐ろしいことです。
個人情報とは、氏名・住所・電話番号などの個人を特定できる情報全般を指します。
実は、個人を特定できる情報は意外なほどたくさんあります。
これらの情報はできるだけデジタル機器やインターネット上のサービスに登録しないようにしましょう。
もしやむを得ず登録する場合は、閲覧権限を友人のみなどに限定し、インターネット全体に公開しないようにしてください。
また、自分の知人・友人などが自分の個人情報について書込みや投稿をしていた場合は、速やかに情報を削除するよう依頼しましょう。
万が一、これらの情報が第三者に漏れてしまうと、簡単に個人情報を特定することが可能です。
実際の事例を紹介します。
1枚の顔写真から個人が特定する例
顔写真から個人を特定するのは非常に簡単です。
顔が映った写真がたった1枚あれば、インターネット上の膨大な画像データの中からその顔が映っている写真を大量に見つけ出すことが可能です。
大量に見つかった写真のどれか1枚が、その人の友人のSNSに紐付いたものであれば、そこから芋づる式に本人の氏名や所属する学校/会社、住んでいる地域を知ることができます。
スマホなどで撮影した写真には、その写真をどこで撮影したかが分かるGPS情報が付与されていることがあります。
家の中と思われる写真に撮影場所のGPS情報が付与されていれば、それで正確な住所情報が分かります。
Googleストリートビューを使えば、その住所付近の街の風景が分かりますので、最初に見つけた大量の写真と風景情報を照らし合わせれば、いつどこでどんなことをしていたかが簡単にわかってしまいます。
個人情報が第三者に漏れてしまった場合、その第三者が悪意を持って自分を攻撃してくる恐れがあります。
攻撃者の正体がわからない状態で、突然自宅に自分を盗撮した写真が送られてきたり、「今朝、〇〇駅前で信号無視してましたね。今後は気を付けてください。」などと書かれた手紙が届いたりしたら恐ろしいですよね。
自分の個人情報を適切に管理することは、現代社会で安全・安心に暮らしていく上でも非常に重要です。
万が一、自分が何かしらの事件を起こしてしまったときに、これらの情報がインターネット上に公開されてしまっていたら、自分だけでなく家族にも毎日のように誹謗中傷されることになります。
普段から個人情報の管理には細心の注意を払い、自分の個人情報も他人の個人情報もむやみにインターネットに書き込まないことを徹底しましょう。